あー、死にたい

「何、君死にたいの?」
「まぁ、出来たら楽に」
「そっかそっかー、死にたがりなわけね、ふんふん、それで? 理由は?」
「なんかもう疲れちゃって」
「疲れた? 人生に?」
「まぁ、そんな感じです」
「そっかー。人生に疲れただなんてねぇ、君も大層な人生を送ってるんだねぇ」
「いやー普通の人生ですけどねー」
「でも疲れるほど人生を楽しんでるわけだろ?」
「楽しんでるというか、楽しみがないから疲れたんだと思います」
「ふーむ、そうかそうか、なるほどねぇ。じゃあどうしたら楽しめるのかねぇ?」
「どうすればいいんでしょうねぇ」
「うーん、私、こういうの得意じゃないんだけど、とりあえず、じゃあ君の現状を聞こうか」
「現状?」
「そう。君は今何をしている?」
「何、と言われても、学校とバイトですけど」
「学校とバイト。それだけ?」
「それだけです」
「ラブはないの? 若者が大好きな恋とか愛とかそういうの」
「まったくもってないんですよねー」
「そうか、それは困ったねぇ」

「それじゃあ私が君の彼氏になるしかないようだ」

「え……? え、いや、どこをどう考えたらそういう結果になるんですか?」
「君は女で私は男だ。そして君も私も恋とか愛という気持ちを抱く相手がいない。そうなれば二人で仲良く付き合うしかない。そういうものだろう?」
「え、え、違くないですか? それ違いますよね? え、ていうかそれに拒否権とかってないんですか? それに私あなたのことよく知らないし、」
「そんなものだよ。すべては恋は盲目の一言で片付くからね。さ、じゃあこれから初デートをしようか。場所はどこがいい? 君が好きな場所を選んでいいよ。ただし、私はワンコインしか持っていない。それを配慮した上での選択を頼む」

「ちょ、ワンコインってしかもよりによって五円玉だし」

----------------------------------------
みたいな、訳分かんない会話。結局サイゼとか行ってだらだら話して解散すると思う。そこに恋は生まれない

2007/04/02


ほほう!これが牛丼!

「まぁ、これは豚肉ですけどね」
「今時の若者はこういう店にくるのかい? なかなか静かで、ふむ、しかしあまりゆっくりはできなさそうな雰囲気だね」
「ゆっくりする店じゃないですからねぇ」
「しかしだ、それでは恋人と愛を語り合えないではないか」
「語り合う店じゃないですからねぇ」
「しかし若者は恋人と愛を確かめ合うのが趣味だろう? もしかして、ここでお腹を満たしたところでホテルに行って腹ごなしをするのかい?」
「違うと思いますよ」
「じゃあどうするんだい? このあと、時間を持て余すのかい?」
「解散だと思いますよ。……ごちそう様でした」
「君は食べるのが早いね」
「そういう店ですから」
「ふうむ、最近の若者はよく分からないなぁ」

----------------------------------------
訳分からん

2007/04/03


電波系彼氏

「やあ、遊びにきたよ」
「…………帰ってください」
「君君、彼氏が遊びにきたんだ、喜びたまえ」
「迷惑なんですけど。っていうかいつの間にうちを調べたんですか」
「ああ、私は天使だからね、そんなものどうにだって調べられるさ」
「知ってますか? 現代の日本ではそういうのを虚言癖とストーカー行為っていうんです。立派な犯罪ですよ」
「うーん、なかなか質素、というかぶっちゃけ狭いね。ここに君一人で住んでるのかい? 息苦しいとか感じないのかい?」
「分かってましたけどあなたって大概失礼ですよね。勝手に上がらないでください、靴ぬいでください、タンス開けないでください!」
「そんなに慌てるなんてどうしたんだい。君らしくもない」
「まだ二回しか会ったことない人に私らしさを言われたくないです。つかそこ下着……!」
「ふむ、なかなか大きいんだね」
「今ポケットにしまったのだしてください。早く靴ぬいでください」

「すごく残念だよ。最近の若者らしく恋人の下着の一枚や二枚を持ち帰ってそれを晩のオカズにしたかったんだが」

「本気でやめてください」
「安心したまえ、私は現実の女にはあまり興奮しないのだから」
「どっちにしたってやめてください」
「いやはやしかし、君にならば欲情してもいいと思うんだがいかがかな?」
「知りません。もう帰ってください」
「何を言うんだね、君。恋人と二人っきりの密室なのだよ、する事と言ったら一つだ「帰ってもらえますか?」

----------------------------------------
続け方がわかんないよ!

2007/05/01


電波系彼氏

「ああ、おかえり。今日はちょっと遅かったね。あ、夕飯作っといたから食べたかったら温めて食べるといい。電子レンジの中に入っているからね」
「あー、帰ってもらえますか?」
「いやいやいや、それはできないね!だって今夜こそ、私は君と床を共にするのだから!」
「すみません帰ってもらえますか?」
「んん? 恥ずかしがることはないよ。私だって初めてなんだ。君の反応がすべてだし、君の体が一番なんだよ」
「本気でマジお願いします帰ってください」
「そうは言ってもだね、とりあえず座ったらどうだい? 立ち話もアレだしね」
「ここ私んちなんです。あなたが座ってるのが間違ってるんです」
「ははははははは。いやぁこの芸能人は面白いねぇ」
「聞いてますか?」
「うんうん聞いてるよ。恋人である君の声は一字一句逃さず聞いてるよ。つまりはそう、私と共に寝たいが恥ずかしいという乙女心なのだろう?」
「帰ってもらえますか?」
「ダメだね。今夜一緒に寝て、明日はネス湖に行く予定なのだからね」
「頭痛い……」
「君はネッシーを見たくないかい?」
「あなたが帰ってくれればそれでいいです」
「なにやらネッシーは恐竜のようだからねぇ。頭からがぶりと食べられないように気をつけねばならないね。どうしたらいいものか……、頭に葉っぱをつけるとかどうだろう。原始的なやり方ではあるが、もしかしたら一番安全なのかもしれない」
「帰ってもらえます?」
「君はどうしたらいいと思う? どうしたら自分の身を守れると思う?」
「ネス湖に行かないのが一番だと思います」
「なるほど、そうやって一日中互いの体を獣のように求めあうというのか……」
「誰もそんなこと言ってません。つか本当に帰って……」
「君はきちんとスニーカーを持っているかい? いつもはいているような華奢な靴ではネッシーから逃げる際、大変不利になる」
「華奢って……ていうかいつもも何もまだ私とあなた、3回しか会ってないのでそう言い方やめてもらえます?」
「ならばやはりもっと会うしかないと思うのだよ」
「もう二度と会わないのがいいと思います」
「照れなくてもいいよ、まずはレンジの中の夕飯を食べたまえ。君の大好きなハンバーグだよ」
「なんで私の好物知ってるんですか」

「だって私は天使だからね!」

----------------------------------------
こんなの彼氏にしたくないって、絶対。
不法侵入だって、絶対。
会話が噛み合わないのが笑える。

2007/05/08


コウフンスル少女

 ちゅんちゅんと、スズメの鳴き声で起きる朝。グッモーニン、今日のオレ。今日も一日さわやかに行こうじゃないか。そうさ、さわやか好青年がオレのキャッチフレーズだろう?
「お、おはよう、お兄ちゃ……」
 いつの間にか布団の中に入っていた近所のガキなんて目に入らないぜ。だってオレはさわやか好青年だからね!不法侵入だとかストーカーだとかとは無縁な暮らしをしてるんだぜ?
「お兄ちゃんの寝顔ってかわいいんだね……お、思い出しただけで……」
 ぼたぼたぼた。
「え、ちょっと君何してんの」
「あ、あはは、鼻血、止まんないや、ははは……」
 ぼたぼたと惜しみなく鼻血を流す少女はオレの友人の妹。今年小学校六年生になったらしい。一回だけその友人にオレの家の鍵を貸した時にこっそり拝借し、合い鍵を作ったそうだ。貧乏学生まっただ中のオレはアパートの鍵を取り替える金がない。それに今までも何度か不法侵入されたが物を盗られたことがないので、可愛いいたずらとして目をつぶってきた。
 今までは。
「おま……!鼻血止めろよ!つかティッシュ!うわっうわっシーツに血が……!」
「あは、あはは、お兄ちゃんかわいい……」
「血!え、この血ってどうやったら落ちる……動くな!あ、いや風呂場に行け!」
 小学六年生でこれって先が思いやられる。ていうかオレのさわやかな朝を返せ。
「お、お兄ちゃん、朝ご飯、作っといたから……」
 ふらふらと風呂場に行く途中に、鼻をつまんだ少女が振り返った。勝手知ったる何とやら、だな。コイツ絶対オレの秘蔵本の在処まで知ってそうで怖い。何なんだ、遠回しな脅しか。
「とりあえずそれ止めてこい。そしたら食うから」
 笑えば可愛いのに。
 なんて考えるオレは末期ですかどうですか教えてくださいねぇ神様。

----------------------------------------
12歳と19歳の話!ていうか鼻血垂らす娘が書きたかっただけ☆

2007/05/09


電波系彼氏

「おはよう!」
「え……?」
「いやぁいい天気だね!まさにネス湖日和だと思うよ!」
「あー、出てってもらえます?」
「何を言うんだい!今日は絶好のネス湖日和だとニュースキャスターの人が言っていたぞ? 今日ネス湖に行かずしてどこに行く?」
「一人で行ってもらえません?」
「はっはっはっ。君とデートがしたいんだよ、私は!」
「私以外にも誘える人はいるでしょう……」
「うーん、それがなかなかどっか行こうって話にはなるのだが、実際どこに行くのか尋ねると泣かれてしまうんだよね」
「はあ? 何ですかそれ」
「うーむ、フェイント、かな」
「でも私寝るんで。ネス湖なんて遠いし……」
「何を言ってるんだい!電車とバスを乗り継げば行けるよ!」
「いやー、それ勘違いしてると思いますよ?」
「私はしっかり調べたよ!間違いないね!」
「だってまず飛行機乗らなきゃいけないじゃん……」
「君君、私が行けるって言ってるんだ、行けない訳がないよ」
「その自信はどこからくるんですか……」

「ん? だって私は天使だからね!」

「帰ってください」
「照れなくていい、照れなくていい。私は君が照れ屋さんなのを知っているよ。大丈夫、さあ着替えて!」
「あー頭痛い」
「この服とか似合うんじゃないかな!」
「ちょ、アンタまた人のタンス……!」
「ほっほーう、これはまたなかなかセクシーな上着だね。これ一枚で着たら下着が透けて見えてしまうね!」
「それだけでは着ません。中にキャミ着ます」
「見たい」
「は?」
「見たいな!私は君がこれを着ているのを見たい」
「いや、帰ってください」
「君がこれを着ないと帰らないよ」
「…………」
「…………」
「帰ってください」
「見たいなぁ」


「ほほーう、なるほど!ふむふむ、そうやって見るとまた可愛いらしいね!しかし君はいろんな服が似合うねぇ」
「あー、着たんで、帰ってください」
「おや? 私はそれを見たら帰るなんて一言もいってないよ? さささ、朝ご飯に卵焼きと味噌汁を作ったんだ。食べたらネス湖へ出発するよ」
「え? は? いや帰ってくださいよ。つかまた勝手に台所使ってるし!」
「味噌汁は温めなおすね。わかめの場所が分からなかったのだがどこにあるんだい?」
「いや、うちわかめないですけど……」
「なんと!ならばわかめなしの味噌汁か……。少し納得できないが致し方ない。今日はそれで我慢するが、次回までにわかめを買っておくんだよ」
「次回とかないですから。そろそろ本気で訴えてもいいですか?」
「何をだい? 私へ熱い思いを訴えるのかい?」

「帰ってください」

----------------------------------------
いろいろな妄想の末、彼が好きになれました。

2007/05/10


夕飯の支度中

「瑛士ー、オレの辞書知らねー?」
 台所に立っていた瑛士が振り返り、四つん這いになっていたオレと目が合う。包丁についたじゃがいもの皮をはがしながら、すごくいい笑顔でのたまった。
「私の鞄の中に入っているよ」
「何でまた……」
「君がレポートで辞書を使うのを知っていたからだよ。私は君が辞書を探して焦る姿が見たかったのさ」
 慣れた手つきでじゃがいもを切る瑛士の横顔を見ながら、何でオレはコイツと友達やってるんだろうと悩む。ヒマだといって人の家に来てはご飯を作って帰っていく。二人分を持って帰るあたり、誰かと食べているみたいだが、それなら別にうちにくる必要もないと思うのだけど……。
「悪趣味だな」
「私の趣味の悪さは知っているだろう」
 瑛士の鞄から電子辞書を取り出し、レポート用紙と向き合う。台所から包丁の軽快なリズムが聞こえてきた。これが野郎じゃなくてオレに恋する可愛い乙女だったらよかったのに。
 考えたら悲しくなってきた。やめよう。レポートに集中しよう。
 ご機嫌な様子でカレーを作る瑛士を、必死になって意識の外へ追いやった。

----------------------------------------
カレーが食べたい

2007/05/11


コウフンスル少女

 ぐびぐびとミルクティを飲むオレを見ながら、少女はほうっと息を吐いた。何が楽しいのか分からないが、オレは500ミリペットボトルのミルクティを飲み干し、空になったそれをテーブルの上に置いた。瞬間、鼻を押さえ、上を向く少女。
 ペットボトルのふたを閉め、ラベルをはがす。あとで洗わなくちゃなぁ。考えてたら少女が上を向きながらつぶやいた。
「お、お兄ちゃんの、のどぼとけ、いいね……」
 一体どこに興奮しているっていうんだ。せんべいをかじりながら少女を見る。目があった。苦しそうにじたばたしてる。鼻にティッシュをつめるのは間違った止め方だったっけ?
「わ、わたし、洗い物してくる」
 立ち上がりながら少女はテーブルの上の皿とコップとペットボトルを持っていった。小学生らしくペットボトルに口でも当てて、間接キッスとか言うのかなぁ、と思っていたら案の定ふたをはずすまではやったが、それ以上は止まらない鼻血によって中断を余儀なくされていた。
 オレはそろそろ正しい鼻血の対処の仕方を学ぶべきだと思う。

----------------------------------------
二人の名前を考えるべきか悩み始めてる

2007/05/12


放課後、校舎の外にて

 満面の笑みで手を振ってくるのは大学に入ってできた変な友人。「たーいよーう!」なんてそのまま突っ込んできて抱きつき兼ねないそのテンションに、オレは「うぜー」と返してやった。ドMな彼は全然めげない。むしろ嬉々として寄ってくる。本気でうざいのに友達やめないのはあっちから一方的に寄ってくるからだ。
「太陽、今日の夕飯は餃子だからね!」
 言いながら材料がメモされた紙を渡してくる。買い物メモだ。これの通り買っておかないと文句を言われ、精神に訴えてくる嫌がらせをされる。キツい。正直キツい。
「餃子かー。水餃子がいい」
「イヤだよ。持って帰るのが大変じゃないか」
 真面目な顔をしてやつはそんなことを言う。なら最初からうちで作るなって話だ。でもそうなるとオレの夕飯がなくなる。性格はおかしいけど料理の腕は確かだ。変なやつ。 メモを見ながらオレは首を傾げた。歯ブラシと書かれている。なぜ? うちに歯ブラシは必要ないぞ?
「なんで歯ブラシ?」
 戻ろうとしていたやつの服をつかんで引き留めた。振り返ったその顔は満面の笑み。
「彼女の家に置くからさ」
 歯ブラシぐらい自分で買え、と言いたかったが、コイツの貧困ぶりは毎日目にしているので我慢した。つかそうか、彼女いたのか……。
 何ともいえない感情が渦巻いたが、なんて言ったらいいのか分からなかったので瑛士の服を放した。「よろしく頼んだよ!」言って瑛士は校舎に戻っていった。

----------------------------------------
太陽くんちはそれなりに潤ってる。仕送りが結構あるから。遊ぶ金はバイトでまかなえるから。
瑛士は貧乏。なんでそんなにって思うくらい財布の中にお金が入ってない。百円あったら奇跡。どうしようもない子だ。

2007/05/13


電波系彼氏

「君君、喜びたまえ」
「突然何ですか」
「めでたいことにね、三万なのだよ」
「……何がですか?」
「それはよく分からないのだけど、何かが三万でめでたいと聞いたのだよ」
「そんなあいまいな情報渡されても、私喜べないんですけど」
「ふむ、ならばなんだったら喜ぶんだい?」
「とりあえずはあなたの所持金が三万円だったら喜びます」
「うーむ、それは残念なことに叶えられない夢だね。でもその代わり、君への愛は三万どころの騒ぎじゃないよ。もうね、無限だね。八の字を横にした無限マークを使ってしまうね。好きかける無限な勢いだね!」
「まったくもって嬉しくないのですけど。しかもなんか表し方が微妙に古いし」
「おやおや、それは心外だねぇ。でも、ほら、君は今でも死にたいと思っているのかい?」
「いや別に最初から本気じゃなかったですけど……」
「はっはっは。君を幸せにするために、君に愛を届けにきたのが天使である私の使命だからね!死なれては困るのだよ」
「知らないですけど……、あー、私最近幸せなので大丈夫です。もう一人でも生きていけます。なので次に幸せにする人を探したらどうでしょうか」
「何を言うんだい!私は君専属の天使なのだよ!君以外を幸せにする気なんて、まったくないね」
「えー……、いやでも本当大丈夫ですから、私。本当に」
「照れなくてもいいよ。大丈夫、私にとっては君以外の女なんてじゃがいもやかぼちゃやピーマンだからね!世界中で一番君を愛しているよ。君だけを愛するよ」

「あー、うん、どうもです」

----------------------------------------
お友達のサイトが3万ヒットしたお祝いのときのやつか……? 自宅じゃなかったと思うんですけど……。どうだったかな……。
どこで話してんだろ、こいつら。女の子の家ならいいけど、外でこういう会話って隣の人が聞いてたら危ない人だと思われるよなぁ。

2007/05/15