「死ねばいいのに」
首を傾けさせ、足下に座る少女を見下しながら、世都はそう言った。世都の隣りに立つ少女が高い声で笑う。
死ねばいいのに。
もう一度、それはまるで自分に言い聞かすかのように、無表情の目で、世都はつぶやいた。
雨が降ったわけでもないのに、少女はずぶ濡れ。転がるバケツ。俯いたまま、顔が上げられない。
「ねぇ、聞いてるの?」
世都の言葉に少女は一回だけうなずいた。言葉は無い。視線が泳ぐ。
舌打ちを繰り返す世都はつまんない、と吐き捨て歩き出した。世都の隣りに立つ少女はただ笑うだけだった。
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世都昔話。こ、これはまだアリだよな、うん。中学生ならやる。死ねばいいのに。うん、最近の中学生は怖いね。
2006/09/19
自分の知らない世界だと、嫌でも実感した。入り組んだ校舎を迷うことなく歩く透子の後ろをついていきながら、慎一郎は小さく溜め息を吐いた。
「どうした」
振り返った透子が不思議そうな顔をする。慎一郎は首を横に振り、力の入ってない笑顔を作った。
擦れ違う人がみんな、賢そうに見える。
自分の通っている大学との差を見せつけられたかのようで、地味にショックを受けているなんて、口が裂けてもいえないな、と胸中でつぶやいた。
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お忍び慎一郎。まぁ、透子と慎一郎だから、通う大学のレベルも違うわけで。
2006/09/24
「てかあの男のどこが好きなの?」
「んー、顔?」
「へー」
「うわ、ごめん、私が悪かった。せっちゃんせっちゃん分かんないんだよ、私も分かんないんだよー。どこがいいと思う?」
「知らない」
「ひどい冷たいいじめっこ!」
「……」
「うん、本当にごめん。ふざけててごめんなさい、私が悪かったです。だってさ、ねぇ? よく分かんないんだよ?」
「まぁ、アンタの好きそうな顔ではあるよね」
「でしょでしょ? 大好きなんだよね、あの顔!あの髪型!あの雰囲気!」
「見た目Mっぽいよね」
「世都ってドMな人好きだよね」
「そう?」
「だって今まで長続きした方の人達ってみんなドMな人だったよ」
「あー……、そういえばそうかも」
「じゃ、じゃあもしかして藤くんも……?」
「まさか。見た目Mっぽいけどあの人中身Sだよ、絶対」
「えー!藤くんが? S?」
「うん」
「何それー、同じにおいがするっていうのか!」
「そういうわけじゃないけど、そんな気がするだけ。だって私あの人と話したことないよ」
「そうだっけ?」
「うん、記憶にない。記憶に残ってないだけかも?」
「えー、私だったら絶対忘れないのにー!もったいない!」
「いいじゃん、最近仲良いみたいだし」
「そう? 仲良さそうに見える?」
「……、何その聞き方。本当は違うみたいじゃん」
「うー、ん、私もよく分かんないの」
「はぁ?」
「なんかさ、話しはするんだけどさ、仲良いとはいえない気がする」
「知らない」
「うわー!うわー!泣いていい? せっちゃん、私泣いていい?」
「知らない。私眠い」
「本当ひどい。本当ひどい。せっちゃんがこんな人だとは思わなかった。がっかりだよ!」
「ふぅん」
「あー本当悲しい。世都ひどいから嫌い。私こんなに悩んでるのにひどい」
「和香ならどうにかできるって私信じてる!」
「嘘くさ!しかも何その笑顔!そんな珍しいの見せないでよ、鳥肌が立つ」
「……。じゃ、私眠いから帰るから」
「あーん!せっちゃーん!」
「うるさい。鳥肌が立った人は一人で悩んでうじうじしててくださーい。私知らない。眠い眠い。さー帰ろうさー帰ろう」
「せっちゃんのいじわるぅ!」
2007/03/19
東雲 貴沙(しののめ きずな)、2年C組14番、僕の席の後ろの後ろの後ろの隣りの列。どう考えても、授業中盗み見るとかは無理。休み時間わざわざそっちに行く理由もない。となれば、これは最後の頼みの綱、アレにかけるしかない。
季節は6月、中間テストも終わり、教師たちもぼんやりと生徒の名前と顔が一致するようになった頃、アレは行われる。
くじ引きだろうが、先生からの指名制だろうが、何にせよ僕は彼女の隣りの席になれる自信が、ある。
ざわめく教室、浮き足だつ生徒たち、静かにしてくださいと叫ぶ委員長。
出席番号順に教壇まで行き、くじを引く。書かれた番号を書記に伝えれば明日からの席が決まる。
なんて簡単な決め方!
僕の番号は8番。窓際一番後ろの当たり席。東雲 貴沙はというと。
「うわっ、貴沙ちょういいな!変わって欲しいし!」
「へへー、いいでしょ。私、くじ運だけは強いんだ」
机を重そうにしながら運び、僕の隣りに、きた。
小柄な東雲 貴沙に、教科書やノートがつまった机は重かったか。そんな必死な姿もまた可愛くて、僕は彼女にみとれていた。
だから少し、反応が遅かった。
「あ、奈美川くん、よろしくね〜」
へらり、笑うその顔も可愛くて、東雲 貴沙は何をしても可愛いなと思いながら、僕は鞄に入れようと手にしていた教科書を、数冊床に落とした。
大丈夫? と言いながら拾ってくれる彼女はあの日のままで、
「この前はありがとう、東雲 貴沙さん」
ねぇ君は、運命のあかいいとを信じるかい?
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透夜と貴沙、席替え編。この時はまだ、猫かぶり透夜。
最後の「ねぇ君は、〜」をいれたかっただけの話orz透夜が貴沙にべた惚れで笑える。
2007/03/25
机の上からオルゴールが落ちた。フタが開き、仕掛けが動く。静かな部屋に音楽が響いた。
千花は握っていたペンを手から離し、机の上に転がす。オルゴールを拾おうと手を伸ばし、指先がそれに触れる。オルゴールの音楽はまだ止まらない。
「……あ……」
オルゴールの曲に聞き覚えがあると感じた瞬間、頭の中に記憶がよみがえる。家族の顔、友達たち、私の好きなもの、部屋に飾られた観葉植物。そして、そうだ、私は千花なんかじゃない。千花は私じゃなくて、そう――
「いやあああああああ!」
べったりと血のついたナイフをしっかり握るのは誰? 床に倒れた、もう動かない人は? そしてそれを見てしまった人は?
震える肩を抱き、すべてを思い出した千花は顔を青くしながら考えた。どうしよう。どうしよう、全部、私がやったんだ。どうしよう!
イスから降り、その場に座り込む。体の震えが止まらない。いやな汗が出てきた。
オルゴールは動きを止め、部屋には静寂がおとずれていた。
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みたいな記憶喪失ネタ。ていうかオチを書くなって話だな。
2007/04/02
「あたし、魔女だから」
そう言って三角コーンのような帽子をかぶった、上から下まで全身黒の服を着た、いかにもな格好の少女がオレを指差した。
魔女。
小さい頃に読んだ本だとか漫画には恐怖の対象としておばあさんが描かれていたりしたが、そうか、そのおばあさんにだって若いころや幼いころがあったわけだからこんなに小さな――10歳前後、小学3、4年生ぐらいの年齢だろう――少女が魔女だと宣言しても何ら違和感はない。
うん、これがおとぎ話の中ならば。
「あー、そういう新しい詐欺は間に合ってますので」
顔の前で手を横に振り、少女を置いて歩きだそうとした。オレはそのつもりだった。だというのに、彼女はわざわざジャンプをしてオレの首に巻き付いて結ばれていたマフラーのはしっこをつかみ、そのまま重力に従って落下したのだ。
当然のようにオレの首はしまる。ぐえ、なんて声をあげれば少女はにっこり満面の笑みを浮かべ、それからはっきりと、
「あたしをアンタの家に置いてほしいんだけど」
オレを脅しにかかった。
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魔女っ子ねぇ、というネタ。
2007/04/17
がたんがたん、がたんがたん。電車の走る音がする。顔を上げれば何本か向こうのホームに電車がきたみたいだ。ドアが開いて、人が降りる。待っていた人々が一斉に乗り込む。
がたんがたん、がたんがたん。ホームには誰一人として残らない。みんな銀色の体の中に入ってしまったのだ。がたんがたん、がたんがたん。
私は誰もいない何本か向こうのホームを見ながらベンチの背もたれに体重を預けた。ぎー、なんて音を立てちゃって、レディの体重に耐えられないというの? プラスチックの分際で生意気よ!
なんて思わないけど考えながら、ゆっくりと階段を降りてきた男の人を見た。がたんがたん、がたんがたん。今度は私の真後ろのホームに電車がきたようだ。
男の人は左右を確認し、ホームに人がいないのと、電光掲示板を見て納得したらしく、すぐ近くにあったベンチに腰掛けた。彼が乗る電車がくるまであと何分あるんだろう。
がたんがたん、がたんがたん。真後ろの電車が発車する。がたんがたん、がたんがたん。男の人が顔を上げた。何本か向こうのホームに私がいることに気がついたようだ。目があった気がした。
にこり、微笑む顔に見覚えがあって、私は少し思案する。見覚え、どこで、いつ?
なんて悩むのはただの悪あがきだ。本当は分かっていた。彼が誰なのか、どういった関係だったのか分かっていた。今はもう無関係の人だと分かっていた。
がたんがたん、がたんがたん。電車がくる。私のホームだ。電車のライトが眩しくて目をつぶっていたら、電車は私と彼の間に立ちふさがり、銀色の体を誇示してきた。がたんがたん、がたんがたん。止まり、口が開き、人を吐き出す。そして新しいご飯を急かすように音楽を鳴らす。私は立ち上がったものの電車に乗り込むこともできず、かといってこの電車を逃せば私はここから帰る手段はない。どうすればいいのかは分かっていた。私は彼に惑わされることなく電車に乗るべきなのだ。素直に電車に食べられるべきなのだ。
だというのにそれをためらうのは彼にまだ未練があるからなのか。そうはいっても彼の元へ行ってもやることはないし言うこともないし彼からかけられる言葉だってないのだ。私は、彼の人生において関係のない人間なのだ。
音楽が鳴る。鳴り響く。ふらふらと体が動いたのは条件反射だ。もう何度この付近で夜を明かしたか分からない。その度に二度と同じ過ちを繰り返さないと心に誓い、ため息を吐いた。金の浪費だ。時間の無駄だ。反省したのに繰り返す。バカみたい。彼だって何度も言っていた。お前本当バカだよなって言っていた。
電車の窓から彼が見えた。私がまだ見てるのに気づいたらしい。こちらを見たまま顔を動かさない。遠いからはっきりしないが目が合ってる気がする。そんな気がする。
ドアが閉まり、電車がだるそうに動き出した。がたんがたん、がたんがたん。泣きたくなって、泣きそうになって、私は思わずしゃがみ込んで、右手の薬指にはまっていた指輪の感触を思い出しながら、もう二度と、彼に出会わないよう祈った。
バカな私は性懲りもなく、また彼の姿を探すのだろうけど。
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とある企画に出そうとして投げ出したネタ。のような雰囲気の話。
私の中で、バンプの「同じドアをくぐれたら」があるから、別れたカップルの“片方”が当たり前だったのかな、と今打ってて思った。本当はチケット絡みのつもりだったけど、ふつうの電車だったら切符に片方もくそもないし、かといって新幹線で書くつもりもないし、の結果がコレ。よくもまあ最初はチケットで押し通す予定だったよな、と感心。
うーん、つきあってる最中は同じ道だったけど(つきあってるって関係だけについては)別れたから道が分かれちゃったね、分かれた道の片方だね、っていうことなんだと思う。ううう、伝えにくい!
だから最後の指輪のやつなんて片方ネタがわかりにくいかな、っていう苦し紛れの一文なんだよねってことだよ!指輪をがっつり絡ませたネタもまたあるんだっていう話だよ!うん、そういうことなんだよ。
2007/04/30
「えーと、君って?」
「だから、何回も言ってんだろ? オレ睡魔だってば」
「う、うーん……」
「生きとし生けるものどもを眠りの世界に落っことすのがオレの役目だ!」
「なんかさぁ、かっこわるいよねぇ」
「うるさい!お前も寝ろ!今すぐ寝ろ!」
「ねー、寝たいのは山々なんだけど、最近不眠気味でさぁ。睡眠不足だから変なの見えるのかなぁ」
「誰が変なのだ。失礼なやつめ」
「だからさぁ、寝たくても寝れないわけで、でも君が寝させてくれるんだよね?」
「ふん。それがオレの役目だからな」
「うん、じゃあよろしく」
「ん?」
「なんか、技とか出すんでしょ?」
「何を言う。オレが側にいるだけで普通の人間なら眠くなるんだぞ?」
「でも起きてるよ」
「んん? 何してんだ、早く寝やがれ」
「…………君、ぼくの話聞いてなかったよね」
「どうした、遠慮なく寝ていいんだぞ?」
「えー。睡魔に襲われたって言うぐらいだからさぁ、なんかあるのかと思ってたんだけど」
「襲えと言うなら襲うが、野郎とやるのは初めてだからなぁ。痛いかもしれないが我慢しろよ? まったく、適度な運動が眠気を誘うとは言うが、まさかオレ自らやることになるとは思ってもなかったぞ」
「は? あ、ちょ、こら、うわ……!」
(間)
「睡魔のケツって狭いのな」
「なんで…………」
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土 下 座 !
違うんです違うんです、睡魔って悪魔みたいに形ってあるのかなぁとかいうの読んじゃってそしたらなんか妄想が走り回ってううう、その結果、です(がくり)。
2007/07/23
朝から教室が騒がしかった。
ドアが開くたび、クラス全員がドアに注目する。クラス中に見られるハメになる側としては大変不愉快だ。
イスに浅く腰掛け、何事かと右隣の席の委員長である有馬を見て一回嫌な顔をしてから(これは毎朝の日課だ)、その前に座る圭太に尋ねた。
「なんかねー、転校生がくるんだって」
委員長に宿題を見せてもらっていた圭太が顔を上げる。おはよう、と後から付け足してきた。
そういえば、そんな噂があったような、なかったような。
俺の前の席に座る伊集院が、自称地毛の金髪を揺らして振り返る。輝く笑顔は、この学校で使うべきものではない。
「前の学校追い出されたんだってよ」
「追い出された? なんでまた」
「さー、物壊したとか、誰か刺したとか?」
「そういうの、本当にあるの?」
「ないとは言い切れないだろ、可能性としてはゼロじゃない。でも、内田が今すべきことは、何だか分かる?」
委員長が笑みを浮かべる。
どうしてだろう、伊集院の笑顔は輝いていると思えるのに(金髪のせいか?)、委員長の笑みはどこか腹黒く見える。
それは決して銀色フレームのメガネのせいだけではない。圭太に対する下心がにじみ出てるんだろうな。あー、大嫌いだ。
「宿題を写すことです!」
「そう。だから、先生がくるまでもうないんだから、急ぎな?」
「はーい」
圭太が手を上げて返事をする。幼馴染であるコイツは、昔から変わっていない。
周りより一回りも二回りも小さい体、どこか頼りない性格、高校二年目だというのに未だに中学生に間違われる。
茶色に染めて痛んだ髪をかきあげ、背もたれに体重を預けて教室を見渡した。どいつもこいつも浮かれやがって。
男子校に転校してくるってことは、男なんだぞ。これ以上クラスに男が増えて、楽しいわけがない。
「おまえら席に着けー」
担任の声が教室に響き、姿を現す。一瞬だけ静かになった教室だったが、担任の後ろに立つ転校生を見つけてまたすぐに騒がしくなる。
「転校生の織田だ。仲良くするように」
やる気の見えない顔で担任はそう言い、転校生の背中をたたく。自己紹介でもしろよ、という無言の訴え。
担任の顔と、教室の人間とを見比べ、転校生が口を開いた。
「織田忠勝です。織田信長と本多忠勝のハーフなんで、よろしくお願いします」
物を壊したり、人を刺したり、人を裏切ったり裏切られたり、本能寺の変をやったりなんか強そうとか、そういうのとはまったく無縁そうな笑顔で頭を下げた。伊集院が振り返る。
「なんであいつ追い出されたんだ?」
そんなの俺に分かるわけが、ない。
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さわやかな話を書きたいってことで、男子高校生ぐだぐだ真っ盛り話。何も起きない普通の日常。
金持ちと委員長と不良といい子ちゃんと転校生。席が近いっていうだけの5人組み。さわやかを、目指したいんだぜ☆
2007/11/17
「あつーい」
ぐだり。
机の上に投げ出した腕に頭を乗せれば、自称地毛の金髪がぱらりと散らばった。汗ばんだ腕に髪の毛がへたりとくっつくし、机もぺたぺたする。
不愉快以外の何物でもない。
クラスに必ず1人や2人はいるアイドル的なかわいさの女子も、元男子校今年から共学の2年生教室には1人もいない。彼らが普段の学校生活で触れ合う異性といえば年配の教科担任の教師ぐらいだ。
したがって、クラスの何人かが暑さに耐えかねてパンツ1枚になっているのも仕方のないことなのだが、それのせいで教室の不快指数が上がっているのもどうしようもない事実なのだ。
「あちー……」
風通しの悪い教室はホームルームすら始まっていない時間からやる気のかけらも見えない。
クラスメイトの1人が廊下を走ってきて勢いよくドアを開けるまでは。
「大ニュース大ニュース!転・校・生!」
彼のその一言に、教室中がわきたつ。イスを倒して立ち上がる者もいれば、興奮して机の上に立つ者もいる。両手をたたいて喜ぶ者たちに囲まれながら、ハイタッチを繰り返し、思い思いに口を開く。
「美人?」
「かわいい系?」
「ボインがいい!」
「うちの女子の制服ってなんだったっけ? セーラー?」
「確かセーラーだろ」
「へそちらへそちら」
「大和撫子がいいなぁ」
「ばぁか、そういう清純系はうちの学校にこねぇだろ」
「まさかが起きるかもしれないぜー?」
「ボインであれば文句はないね」
「うぜー!お前うぜー!」
チャイムが鳴り、担任がドアを開ける。クラスの空気が変わった。待ってましたと盛大な拍手が起こり、それから、それから、それから。
「織田 忠勝(おだ ただかつ)です」
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「誰も女子だなんて言ってないだろー」
この前書いたやつの設定を考えた直後に書いたやつが未送信で残ってた。そういうわけで転校生話別バージョン
2007/12/03